タイムライン

タイムラインパネルは、アニメーションの制御や時間変化するパラメータの編集などに使います。
ヘッダー

パネルのヘッダーにはいくつかのメニューとコントロールがあります。
タイムライン

ワークエリアの範囲(開始点または終了点)を現在のフレームに指定します。
ズーム(+),(-)は、ワークエリアの大きさの拡大、縮小を行います。
チャンネル

チャンネルメニューから、外挿の有無を設定できます。

外装が有効になっているパラメータには、"E" マークが表示されます。
キー

選択されたキーのコピー&ペースト、削除のメニューです。
キーは、少なくとも1つ存在するようになっていて、最後のキーの削除はできません。
注意点として、選択されたキーがない状態で削除をすると、さらに大きな範囲での処理が実行され、選択されたオブジェクトの削除が実行されます。
ズーム
"+" と "-" のボタンで、タイムラインパネルの表示サイズを変更することができます。
メインパネル
スライダー
ビューエリアとワーキングエリア

タイムラインの上部には2つのスライダーが並んでいます。
青いスライダーは、現在の時間インデックスを変更するスライダーです。
緑のスライダーは、ビューエリアとワーキングエリアを動かすためのスライダーです。
緑のスライダーに挟まれた白い領域は、ワーキングエリアを表します。
上部の細いスライダーは、ビューエリアを変更します。これによって、表示領域をずらしたり拡大縮小することができます。
下のスライダーは、ワーキングエリアを変更します。ワーキングエリアは、アニメーションの最初のフレームと最終フレームの間の区間を指します。
時間の単位

テキストボックス内の2つの数字は、現在の時間インデックスと、サブインデックスになります。
サブインデックスは、データのステップ間の補間をするときに使うインデックスです。
例えば、data%03d.dat というような連番データ表示しているときに、補間数を10と設定した場合には、時間インデックス2、サブインデックス5 の時には、data002.dat と data003.dat の補間された中間の値のデータが表示されることになります。
時間表示の単位は、セレクターアイコンをクリックすることで変更できます。
Sequence Index | 時間インデックスの値
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Normalized Time | シーン全体を0-1間で規格化した、規格化時間を表示します。
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Scene Frame | サブインデックスも含めたフレーム数を表示します。例えば、100のインデックスからなるシーンで補間を2に設定していたならば、200フレームからなることになります。
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キルロイ (シャイ)、ストップウォッチ、カーソル アイコン
キルロイのアイコンは、パラメータの表示/非表示を制御します。 グローバルにキルロイボタンが有効になっている場合には、キルロイボタンが有効になっている個々のパラメータは非表示になります。
多すぎる表示パラメータを簡素化する場合などに使います。
ストップウォッチのアイコンは、パラメータの表示/非表示を制御します。有効の場合には、時間進化するパラメータ(を持つアイテム)のみが表示され、その他のパラメータは非表示になります。
カーソルのアイコンは、パラメータの表示/非表示を制御します。有効の場合には、選択されたアイテムのみが表示され、その他のアイテムは非表示になります。
アイテムの選択とポップアップメニュー
オブジェクトを選択する方法はいくつかありますが、タイムラインからは名前を左クリックすることでオブジェクトの選択ができます。
オレンジ色の背景が"アクティブ"なオブジェクトを示しています。青い文字で表示されているのオブジェクトは、"選択された"状態であることを示します。
Ctrl+左クリックで追加選択をした際には、新しく選択されたオブジェクトが"アクティブ"になり、いままでアクティブだったオブジェクトは選択状態のまま残ります。
各オブジェクトの三角形をクリックすると、それぞれのもつパラメータの表示を開いたり閉じたりすることができます。
それぞれパラメータもクリックすることで選択ができます。選択をすると、グラフエディター 上で表示されているパラメータが切り替わります。

アクティブなオブジェクトを右クリックすると、ポップアップメニューが表示され、名前の変更/削除を行うことができます。
パラメーター

時間依存するパラメータは、このパネル内で操作をします。
各オブジェクトごとに複数の時間依存可能なパラメータを持ち、それらがタイムライン上に表示されます。
ストップウオッチのアイコンで、時間依存の有効/無効を設定します。
時間依存が有効になっているときに、パラメータを変化させると、現在の時間インデックスにキーフレームが打たれます。キーフレーム間のパラメータの値は補間されます。
時間依存が無効の場合は、パラメータを変化されると、単に上書きで値が変更されます。

位置など、パラメータのいくつかは3Dビュー上のパネルや、マウス操作などから変更ができます。
また、タイムライン上から数値をクリックすることで直接変更ができます。
リンク
リンクのアイコンは、XYZ成分など複数の成分を持つパラメータを同時に成業するかどうかを設定します。リンクが有効な場合には、例えばX成分に対してキーフレームが打たれると、YZ成分にも同時にキーが打たれます。
エクスプレッション
有効になっている場合には、Lua エクスプレッションを実行した結果の値として評価をされます。 エクスプレッションは、隣のアイコンから編集ができます。(無効時は隠れています)
編集ボタンを押すと、(表示されていれば)テキストエディターパネルの編集中テキストが、パラメータのLuaスクリプトになります。
チェックボックスと、キーフレーム間の移動

タイムライン上のチェックボックスは、キーフレームとリンクしています。現在の時間インデックスにキーフレームが打たれている場合には、チェックボックスがチェックされた状態になります。
逆に、キーフレームの挿入/削除はチェックボックスをクリックすることで行えます。
チェックボックスの両側の三角形ボタンでは、次/前のキーフレームへの時間移動が行えます。
Interplation
時間進化するパラメーターはキーフレーム間で補間がされます。
補間に関しての操作の詳細は "キーフレーム補間"の項目を参照してください。
コントロール

下段のボタン群では、現在の時間インデックスやアニメーションの開始/停止を制御することができます。
再生のリピートモードを変更します。
最初のフレームに移動、逆再生、前に移動、次に移動、再生、最終フレームに移動。
stepping
フレームの移動のときにこの値だけ数値が飛びます。この数値が 2 だとひとつおきになるようにインデックスが変化します。
interval
補間の際の、どれだけ中を割るかの数値です。サブインデックスの最大値でもあります。
補間の方法
補間の方法として、補間されたデータを使って描画する方法と、補完前のデータを使って作成した2つの画像を補完する方法を選べます。(Data と Image)
一般に前者のほうが滑らかな結果となりますが、後者はデータがカラーカーブに対して急速に変化する際に発生する発色の問題を抑制することができます。
たとえば、緑-黄色-赤のカラーカーブに対して、ほとんどのデータが緑または赤の領域にあるとします。データを補間した場合には、中程度のデータが現れて本来は存在しないはずの黄色の発色が起きる場合があります。
この問題は、流れが速く急速に変化する(衝撃波のような)データで時間解像度が悪いような際に顕在化しやすいものです。ボリュームデータの補間は同一の空間上のデータ間で行われ、流れていく流体素片で行われるわけではないためです。
画像間の補間として補間が行われる場合には、このような補間による誤った色の発生を抑えることができます。
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