4章 レイヤーワーク

ここでは2つの映像や画像などの簡単な合成を行います。

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■ 4.1 レイヤーの合成


■ 4.1.1 アルファ合成

■映像や画像の上に別の画像をを重ね合わせることができますが、四角いレイヤーを重ねるだけでは思ったような合成はできず、四角くくりぬかれてしまいます。



■右のような形で合成をするには、透明度の情報を持つ素材を用意しなければなりません。
フォトショップ用の画像フォーマットであるpsdファイルや、pngなどは透明度情報を持たせることができるので、そうした画像を用いることで自由な形の合成を行うことができます。



■ 4.1.2 カラーキー

■透明度の情報のない画像や映像でも、特定の色を透明にすることができます。

■エフェクトの中のカラーキーを適用します。
■透明にする色を選択します。この場合は黒を透明にすることができます。

■しかし、この方法では透明度を調整することはできないので、透明度の変化するようなロゴを合成することはできません。
この場合、半透明なハローが黒い背景に乗っている画像を使ったので、ハロー部分の色が黒ずんでしまいました。
カラーキーは境界のくっきりした画像の合成に使います。


■人物の背景にブルーシートを使った映像などを用意すれば、昔なつかしのブルーマット合成などをすることができます。

■ 4.1.3 トラックマット

■透明度の情報を別のレイヤーを使って用意しておくことができます。

MaskStar.png

透明度情報を明暗で表現した画像(MaskStar.png)のレイヤーを、合成したいレイヤーのすぐ上に置きます。
合成したいレイヤーのトラックマットを「無し」から「ルミナンスマット」もしくは「ルミナンスマット反転」にすると、透明度がすぐ上のレイヤーの明度を反映するようになります。
(同時にMaskStar.pngが不可視になります)




■「ルミナンスマット」では黒い部分が透明になり、「ルミナンスマット反転」では白い部分が透明になります。50%灰色の部分が透明度50%になります。




■ 4.1.4 マスク

■マスクを使ってレイヤーを任意の形状に切り取ることもできます。

■レイヤーを選択して、メニューから新規マスク作成を選びます。

■レイヤーにマスクが適用されます。

■黄色い線でマスクが表示され、マスクの形状に沿ってレイヤーが切り抜かれます。マスクは「選択ツール」「ペンツール」などを使って編集することができます。


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