このような短いサンプルシーンを用意しました。 | |
シーンをStripとして配置して、それにスピードコントロールを追加でセットします。 | |
デフォルトでは「入力ストリップの長さにストレッチ(Stretch to input strip length)」にチェックされています。 | |
これはもともと長さ24のストリップの終点を移動させて、長さ48にするといった操作をしたときに、自動的に速度を半分にして、ストリップの長さに合わせる効果になります。 | |
速度が半分になりました。 シーンをストリップとして使った場合、12.5フレーム目といった時間でも、 キーフレーム間の補間でアニメーションとして定義できるので、スローモーションはいくらでも行えます。 ただし、動画を素材にした場合などでは「整数でないフレーム」というものを考慮しないので、カクカクになってしまいます。 (オーバーラップ補間などは自動では行ってくれません) | |
このチェックボックスを外して、「速度として使用(Use as Speed)」にすると速度を数値で指定することができます。 0.1を指定すれば、10倍ゆっくりの再生が行われます。 速度にキーを打って、途中でゆっくりになる、といった変化も付けることができます。 (2.7系列では、速度変化を反映させられなかったので、強化されているようです…!) | |
さらにチェックボックスを外すと、操作できる変数がスピードではなくてフレーム番号(Frame Number)になり、直接フレーム数で時間を入力できるようになります。 長さに合わせる(Scale to length)がチェックされていると、フレームではなくて、0 から 1 までの数値で規格化した時間で指定します。 | |
これでシーン全体の時間を自由に操作することができます。 | |
最後に少し応用的な使い方を述べておきます。 (2.82a時点で)Eeveeでのモーションブラーは限定的な機能しか実装されていません。 ほんの少し時間をずらしたシーンのストリップを多数重ねて表示することで、(多少面倒くさいですが)自力でモーションブラーを実装したりすることも可能です。 | |
自力で実装した、4枚ずれたレンダリングを重ねたモーションブラーです。 面倒くさいですけどね。 |