-Blender ビデオ編集-

3. 字幕の追加

ビデオ編集でやりたいことの上位に来るのは、字幕を付けるという操作ではないでしょうか?
字幕を付ける方法に関してまとめて見ます。

■ テキストストリップ
追加のメニューにテキスト(Text)の項目があるので、それでテキストストラップを追加できます。
右側のタブから、字幕の内容を入力できます。
現時点(2.82)で、こうしたタブの中の入力欄は日本語入力が(Windows版では)可能です。
(他のOS上での確認は自分ではしていません)
映像上に、テキストが表示されました。
フォントの設定、色、配置場所なども右側のパネルから入力していきます。
プレビュー上でつかんで動かす、ということができないので、ややGUIの洗練が足りていない状態ですが
この辺も改善されていくことを期待しましょう。

改行の扱いなどは、アルファベット圏での使用が前提で、残念ながらあまり日本語向けではありません。
文字列の中に半角スペースがあると、そこが単語の区切りとみなされます。
スペースがないと、一続きの長い単語扱いになってしまいます。

ラップ幅(Wrap width)が、どれだけ文章が長いと改行されるかの設定になります。
(0は改行無しになります)
英語の場合は、wrap幅に従って改行がされます。

日本語の場合は、実質的には半角スペースを入れた場所で改行になるので、
単語の区切り等を自分で工夫する必要があるでしょう…

■ フェードイン、フェードアウト

字幕をじわっと表示させたり消したりしたいことは多いかと思います。
前ページでは、シーンのクロスフェードをエフェクトとして行いましたが、
ここでは、透明度の編集をしてフェードをしてみます。
といっても操作自体は簡単です。
追加メニュー(Shift + A)の中と、右クリックメニューのどちらにも、フェードイン、フェードアウトの項目があるので
使いやすいほうから選んで適用します。
字幕がフェードイン、フェードアウトします。
この場合のフェードの仕組みは、単純に不透明度(Opacity)の値が0と1の間でアニメーションするように
キーフレームが打たれることで行われています。

メニューからフェードイン・アウトを指定すると、1秒の時間でフェードするようにキーが設定されます。
時間を変えたいような場合には、グラフエディターで自力で設定をするか、
再生位置から、再生位置まで(From/To Playhead)の方のフェードを選ぶことで
今のフレームから最初(最後)までのフェードという形で時間の指定ができます。

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