見かけの大きさを調整



このモディファイアは、粒子の見かけのサイズに従ってサイズの調整をします。
主な目的は、小さな粒子を表示するときのノイズの軽減です。大規模なシミュレーションの可視化の際など、1つの粒子の見かけのサイズが1ピクセル以下になります。 そうした場合には、あるピクセルに表示される色などが実質的に確率的に決まってしまい、動画にする際などに非常にノイジーになる場合があります。
このモディファイアによって、小さな粒子のサイズを大きくし、その代わりに透明度を落とすといった処理を行い、ノイズの軽減が行えます。
同様に、見かけの最大サイズにも上限を設定できます。星がカメラの目の前に偶然配置されたような場合に、巨大な星が表示されるのではなく、小さいの光点のままでの表示をすることができます。

モディファイアによる調整を入れた場合入れない場合の比較

*1 見かけのサイズによる調整としていますが、実際には見かけのサイズは表示の解像度や、表示モードによって変わってしまうので、粒子の本来のサイズ/距離 を計算時のパラメータとしています。そのため、表示解像度や表示方法を変えると、適切なパラメータの値はそれによって変わってきます。

*2 カメラとの距離を利用するため、可視化時に距離を計算する場合、つまりソートして粒子表示をするモードの時のみ有効です。

ターゲットのタイプ

粒子系のデータは、例えば銀河のガスと星のように、複数の種類がまとまっていることがあります。特定の種類にのみ適用するときに設定します。

サイズの下限を設定

見かけのサイズに最小サイズの制限をします。

アルファ値を調整

小さい粒子に対して拡大をした場合、その存在感が強調されるので、それに対して引き換えにアルファ値を減少させることができます。
理論上は、f倍大きさを拡大させたならば、明るさが 1/f^2 とすればよいはずですが、モニターの明るさが線形ではないこと(ガンマ値1.8-2.2)と、アルファ値と明るさは(アルファブレンド時には)等価でないことから、2乗による調整が最適とは限りません。
アルファ値調整のべき乗として、0.5, 1. 1.5, 2 から選択ができます。

サイズの上限を設定

見かけのサイズに上限を設定します。

Modify Alpha

下限の設定と同じ理由で、粒子を小さく表示する際には明るさを強調するべきですが、そのベキが2乗が最適であるとは限りません。
べき乗0.5, 1. 1.5, 2 から選択ができます。

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