フリーウェアでシミュレーション結果アニメーションを作る

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Appendix. コーデックについて

■ 画像ファイルには様々な種類があります。元の画像に何の圧縮も施さない画像フィルは、Windows 標準では .bmp ファイルですが、.bmp ファイルはやけにファイルサイズが大きくて実用的ではないということは、誰もが経験したことがあるのではないかと思います。
そこで、様々な画像圧縮の方法が考えられてきました。.jpeg(.jpg)ファイルはよく使われますが、少しの画像の劣化だけで、大きくファイルサイズが縮むことは良く知られています。

■ 動画は、画像に輪をかけてファイルサイズが大きくなるので、ファイルサイズを縮める圧縮方法いろいろと考えられてきました。そうした圧縮するために必要なプログラムをコーデックといいます。

■ 具体的には avi を作成するときによく使われる、この選択ウィンドウで選択するのがコーデックです。 (アプリケーションによっては独自の選択画面かもしれません。)

コーデックの種類によって、ファイルサイズや劣化の度合い、CPUへの負荷が変わります。Windowsにデフォルトでもいくつかコーデックは入っていますが、それらのコーデックは昔からのコーデックであるという点で、今の目から見ると性能の点で不満が残ります。

■ 新たなコーデックをインストールすることで圧縮方式の選択肢が増えて、(当然圧縮するだけではなく)再生できるようにもなります。



コーデックの例

■ 編集作業中は、画像を劣化させてファイルサイズを稼ぐ(つまり配布に使うような)コーデックを使うと、編集するごとに劣化してしまうので、劣化しないコーデックを使います。劣化しないため、その分ファイルサイズはかなり大きくなります。

非破壊圧縮のコーデックは、無圧縮に比べてcpuの負荷は大きくなりますが、ファイルサイズは1/2〜1/3ぐらいに縮むことが期待できます。そうした非破壊圧縮コーデックの例を挙げておきます。

Huffyuv cpu負荷が小さめなので、ビデオキャプチャーなどでよく使われます。公式のサイトは現在無いようなのでダウンロードできるサイトへのリンクです。(ダウンロードした.infファイルを右クリックメニューからインストール)
LCL(avizlib) 負荷が重いですが、物によってはHuffyuvよりよく縮みます。べた塗りの多いイラスト的な動画がよく縮むようです。(ダウンロードした.infファイルを右クリックメニューからインストール)

この他、ファイルサイズを無視して無圧縮aviを使うか、動画として扱うことを諦めて非破壊の連番画像を扱うこともあります。

■ 動画が完成した後、最後に公開用に小さく縮むコーデックでエンコードします。

画質は劣化するがファイルサイズも小さくなるタイプのコーデックは、ウェブでの映像配信が広まるにつれて研究が進んでいるため、様々な選択肢が存在します。
Windows Media Player で読めるので多くの人が使えて、なおかつ比較的よく縮むコーデックとして WMV 方式で圧縮するためのコーデックを置いておきます。

WMV9 VCM .wmv ファイルで使っている圧縮方式で圧縮した .avi を作るコーデックです。

これ以外でも、数多くのコーデックが存在しています。Codecやコーデックで検索すると、沢山の情報が手に入るでしょう。


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