軌跡フィルター

粒子データの軌跡を表示します。軌跡の形状データは、毎フレームのレンダリング時に生成がされます。
アニメーション制作時のように、時系列にそって順に表示すると軌跡が正しく表示されますが、時間をスキップすると途中の軌跡は表示されないことに注意してください。

軌跡表示の例
途中で時間を1つスキップして表示したので、線が途切れていることに注意

軌跡は、粒子の位置データを保持する必要からメモリの消費量が大きいです。特に長い軌跡を表示する際は注意して下さい。

数値選択と領域

軌跡を表示する粒子の設定をします。

数値選択の時には、粒子の インデックス もしくは ID を直接指定します。

カンマでつなぐことで複数粒子を設定したり、ハイフンでつないで a-b と表記することで、領域選択ができます。この場合 b を含みます。
ハイフンを使った表記は、

最小値 - 増加分 - 最大値

となります。(増加分は省略可)。これらは組み合わせて以下のような表記も可能です。

0-64-511, 512-1023 ある範囲に存在する粒子の軌跡を表示します。
基準Indexで指定されたフレームのスナップショットで表示非表示の判定をするので、粒子が動いていけば軌跡も一緒に動いて領域から流されていくことに注意してください。

表示非表示の判定の際に、エクスプレッションを実行して true か false を返すことで表示非表示の判定を行います。
粒子の物理量が一定値以上の粒子のみ軌跡を表示するようにする、といった使い方ができます。

注意)数値選択している場合には、エクスプレッションが実行されるのは、数値選択の範囲内にある粒子のみです。

そのため、軌跡が表示されない粒子に対して、エクスプレッションで軌跡を追加することはできません。
全ての軌跡を表示するようにして、条件を満たさない粒子にたいして軌跡の表示を外すといった表記の仕方をすることになります。

オプション

ある粒子が周期境界条件の領域外にでて反対側から入ってくるような場合に、領域をまたぐ粒子の表示してしまわないようにチェックするモードです。
具体的には、境界サイズの半分以上移動する粒子の軌跡を表示しません。 メモリを使用しすぎてしまわないように、軌跡の描画範囲外の構造データを自動的に開放します。 データのコピーを表示しているときに、軌跡も一緒にコピーするか、1つだけ存在するようにするかを指定します。 データボックスフィルタを使用しているときに、影響をうけるかどうか指定します。

モード

表示モードを通常表示か加算かを指定します。
軌跡の表示は、前後関係を考慮せずにデータの順番に表示をします。そのため、半透明表示をする場合には正確な表示ではなくなる可能性があります。

そうした際には、前後関係の関係しない加算で表示するか、ディザをもちいた確率的半透明処理を行う必要があります。

長さ

表示する軌跡の長さを設定します。

色は単色の他カラーカーブでの指定をすることができます。

その他オプション

その他の線描画のオプションはテクスチャ設定の線の設定で変更することができます。

戻る
inserted by FC2 system