.bphysファイルの読み込み

.bphysファイルは、Blenderのパーティクルシステムのキャッシュファイルです。条件付でZindaiji3で読み込むことができます。
.bphsyファイルは、blender 内で、 Disk Chache にチェックをしてベイクを実行することで得られます。

blender上では各粒子は、普通のオブジェクトと同様に真っ当にレンダリングされるので、大量の粒子の表示はかなり重くなります。
データをZindaiji3に持ってくることで、比較的単純な表現を高速に行いたい時に効果がある可能性があります。

.bphysの文法

.bphys ファイルは、先頭にヘッダー情報があり、その後パーティクルの情報が続くバイナリーファイル形をしています。
但し、Zindaiji3は粒子の回転情報は扱うことができないので、以下の手順が使えるのは回転のないパーティクルシステムに限定されます。

回転のない .bphys ファイル内でのデータの並びは以下のようになっています。必要のない部分はスキップします。



ヘッダーには20バイト分の情報があるので、そこをスキップします。
本体部分は、float精度で、ID, xyz, その他12 バイト(恐らく速度) が並んでおり、粒子数だけ繰り返されることになります。
速度は線形補間する場合は必要ないのでスキップします。



ファイル名は、固有ID_連番(6桁)_パーティクルシステム番号.bphsy という名前になって、名前の最後の数字は連番の番号ではありません。
ファイル名を 固有ID_%06d_00.bphys と手動で調整する必要があります。

また、最初の .bphys ファイルには、おそらく粒子の生成のタイミングなどblenderで必要な管理情報が出力されているようです。
このファイルは必要ないので、削除するか、連番設定でスキップして読むようにします。

定番の、地面で跳ね返るパーティクルのデータから上記の手順で動画にしたものです。

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