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コマンドラインのススメ

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Appendix 1. 改行記号について

■ テキストファイルを通常に入力するときにはほとんど気にしなくて良いのですが、スクリプトを組んでテキストファイルを作るときに、改行などの記号を入力したいときがあります。

■ LINUX/UNIX では、改行記号は \n で記述されます。例えば echo コマンドに、記号の解釈を許可する -e オプションをつけて次のようなコマンドを実行すると、2行の文字が表示されます。
$ echo -e "abc\ndef"
abc
def
■ ところがDOSやWindowsの世界では、\r\nが改行を意味します。多くの場合はこの違いは無視しても大丈夫なのですが、Windowsでつかっていたファイルから「改行記号\nを取っ払って2行を1行にする」などの操作をすると、結果に余計な\rが残って悪さをしたりすることがあります。
逆にLINUX/UNIXで作ったテキストファイルをメモ帳などで見ると、改行がうまく表示されなかったりします。

■ LINUX/UNIXでのテキストファイルと、Windowsのテキストファイルは、nkfといわれるツールで相互に変換することができます。(nkf自体は、SJISからECUに変換など、文字コードを変換する際によく使われるツールです)

$ nkf --windows text-unix.txt > text-dos.txt
$ nkf --unix text-dos.txt > text-unix.txt

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