-Blenderで煙シミュレーションをするときの手順と注意点-

4. 煙と障害物、色付きの煙

煙に対する障害物

ただ上に立ち昇る煙だけでは使いどころが限られます。障害物のある場所での煙の流れをシミュレーションさせてみましょう。

適当なオブジェクトを Emitter の上に置いてみます。
障害物にする設定は簡単で、障害物に煙の設定をし、Type に Collision (コリジョン=衝突)を選ぶだけです。
アニメーションさせると、煙が球をよけて立ち昇っていきます。


団扇のようなものを作って動かすことで、煙を吹き払うことも可能です。



色付きの煙

Emitter 側の設定にある Smoke Color (煙の色)で文字通り煙に色情報を与えることができます。
色の情報は、Attribute の color によって取り出すことができます。
ノードで煙の色情報を使うには、Principled Volume 内の Color Attribute に文字列 color で指定するか、
Volume Info の色ソケットにつなぐ、直接 Attribute ノードに color を指定するなどの方法があります。
色付きの煙が立ち上りました。
色の違う複数の Emitter を配置することもできます。

煙の色の指定だけだと、意外に影になったりすると地味な印象になります。
Emission Color で自発光させるなど若干工夫して毒々しい派手にしています。

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