Deselect Similar (ver. 0.4)

これは blender 用のアドオンです。
※ blender 2.83 以上対応です。 (実質的に2.80以降で対応するはずですが、推奨は2.83以降です)
このアドオンは、Select Similar (類似選択) の機能を拡張して、

「現在選択されている要素(頂点、辺、面)」
「Select Similar で選択される要素」

の差やIntersection を取ります。
一種のラッパーであり、選択された要素などを記憶してから Select Similar を呼び出して、選択要素を決定しなおす処理をします。

2020.09.26 ver 0.3
2021.07.11 ver 0.4 Select all children を追加

インストール

まずダウンロードしたパッケージを展開します。
DeselectSimilar.py を通常のアドオン追加の手順でインストールして有効化します。



※)このアドオンは、.py ファイルをインストールするタイプのアドオンで、zipで固めたものをそのままインストールするタイプのものではないことに注意してください。

使用法

エディットモード時の機能

インストールに成功すると編集モード時のSelectメニューにDeselect Similar が追加されます。


例えば、Select Similar で似た法線を持つ領域を選択して


直後に Deselect Similar の Difference(差分) をより狭い範囲で取ることで、ドーナツ状の選択が得られます。



Select Similar (類似選択) は、選択された要素、から類似している頂点や面を追加選択しますが、選択解除でそれをしてしまうと、全部解除されるだけで意味がありません。
そのため Deselect Similar で比較に使われるのは、最後に選択された要素(アクティブになっている要素)1つです。

注1)ショートカットは追加されません。必要に応じて自分で追加します。

メニューの登録名は、MESH_MT_SubmenuDeselectSimilar となっています。
メニューを呼び出すショートカット設定の例

注2)このアドオンが想定しているのは、1つのオブジェクトの編集です。
複数のオブジェクトのメッシュの同時編集時は、正常に動作しないと思われます。

オブジェクトモード時の機能

オブジェクトモード時のメニューに Select All Children (全ての子を選択)が追加されます。

親子関係にあるオブジェクトを選択します。





通常機能の Select Grouped で子供を選択する際に、アクティブなオブジェクト1つに対する子供を選択するので、
それを拡張して、選択オブジェクトすべてに対する子供の選択をする機能になります。
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