-Blender ビデオ編集-

4. 他シーンの利用(コンポジット、もしくはプリコンポーズ)

アクティブなシーンの他に、他シーンの3DCGもしくビデオ編集を行った結果の内容をStripとして利用できるようになっています。 これにより、複雑な編集内容を別々のシーンとして編集して、最後に統合する、といった使い方ができます。アフターエフェクトでいえば、複数のコンポジットを利用する、プリコンポーズを利用する、といったことに近いことができます。
(手動でセッティングが必要なので、プリコンポーズとはずいぶん違うのですが、感覚としては類似点があります…)

複数のシーンを用意して、全体を統合するシーンをもう一つ作成します。
任意のシーンのstripをビデオ編集のタイムライン上で追加することができるので、複数のシーンを用いた合成などを行うことができます。
この時、デフォルトでは Use Sequence が off になっています。この状態では Scene.001 の3DCG部分が呼び出されます。
Use Sequence をチェックすれば、Scene.001 でビデオ編集した結果が呼び出されます。そのため、Scene.000 や Scene.001 で素材の編集を行って、シーン Composite でそれらを統合する、といった使い方ができるようになっています。
このようにシーンをそれぞれ作成して、つなげる編集も行えます。
3つのシーンをそれぞれ出力したのちに他のツールで編集するのではなく、編集と3DCGのシーンの構築を連続して行えるのが利点でしょう。

とはいえ、ある程度以上複雑な編集をするのであれば、専用のツールを使った方がよいでしょうが…

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