プロパティのアイコンを選択するところで、まず粒子の設定を選択して、粒子数や寿命など粒子の設定をしたとします。 そのとき、そのままテクスチャのアイコンを押してテクスチャ設定のモードにすると、粒子の設定を制御するための、粒子に直接結びついたテクスチャを追加できるようになります。 | |
今回、時間を制御するのでこのような名前にしました。 | |
座標を Strand/Particle に設定し、Time に影響させることでパーティクルの発生時間を制御できます。 さて、ここまでで、Time ではなく Size を設定したり、マテリアルの設定をしたりして、粒子の色やサイズが時間がたつと変わるようするにはどうするかをみてきました。 そのときは、横方向、Horizontal に変化する Color Ramp というものを使って変化を表現しています。 | |
今回は、意外なことに縦方向の Color Ramp を使います。 粒子の設定でテクスチャを使うことができるのですが、横方向が粒子が生まれてからの時間(を0-1の範囲で規格化したもの)、縦方向がそれぞれの粒子の番号(を0-1の範囲で規格化したもの)を表していて、縦横あわせて2次元で粒子系全体を表現する、という仕組みになっているためです。 黒から白までの色が、それぞれの粒子の発生するタイミングを表します。 では、左のように色を設定するとどうなるでしょうか。 位置 0.162 にある灰色まで、滑らかに変化しています。そこで、全体の1割6分ほどの粒子が順に放出されます。 その後同じ色の灰色がしばらく続きます、これは、その範囲の粒子が一斉にそのタイミングで放出されることを意味します。 その後、色が明るい灰色まで一気に飛ぶので、そのタイミングで発生する粒子はほとんどいない、つまり粒子の放出が非常に絞られることになります。 そして、その後明るい灰色から白までのグラデーションがあるので、少しずつ粒子が放出されます。 | |
動画にしてみてみると、このような感じになります。 色の明るさで決まる量を放出、というような分かりやすい設定ではなく、それぞれの粒子が放出されるタイミングが色で設定されます。そのため、色の変化量が少ないところでは粒子が一斉に放出されて、変化量の多いところが絞られる、ということになります。 ちょっと直感と逆の設定になってしまうところが注意が必要で、欲しい粒子量の変化にするには、試行錯誤が必要でしょう… |
この方法で設定できる行が他にも幾つかあることに気がついたでしょう。サイズや寿命(LifeTime)、重力の効き方(Gravity)などを粒子ごとに調整ができます。 ただ、密度(Density)は、発生場所に関係する設定なので、時間や粒子インデックスに結び付けても意味は無いようです。 | |
例えば、サイズや重力の効き方に関して、設定用のテクスチャを追加して、粒子ごとに変化するようにしてみました。 サイズに関しては、時間でも変化するようにしてみます。 | |
動画としてはこのようになります。1つ1つの粒子の時間進化と、1つ1つの粒子の基本の挙動、それぞれに関して縦横の Color Ramp で設定することができます。 本当は、マイナスの色などが設定できれば、途中で重力が負になって浮かび上がる、などとしたかったのですが…! そういう場合は上向きの風などと組み合わせて2つ設定を使わないと駄目かも知れません。 |